ガーマ・アズハル/جامع الأزهر

السلام عليكم

言わずと知れたアズハルモスクです。隣には世界最古の大学と言われるアズハル大学があります。

創建は970年。当時エジプトを支配していたファーティマ朝によってシーア派のモスクとして建てられました。
附属するアズハル大学も元々はシーア派の教義を学ぶ教育機関として建てられましたが、サラディンによってファーティマ朝が滅んだあと、一時閉鎖されていましたが、マムルーク朝の元でスンナ派のモスク、大学として使われるようになりました。

他のモスクでは無かったのですが、ここは観光客であっても男性と女性の入り口がわけられています。
しかも、女性がズボン(あるいは体のラインが分かるような服装?)を履いていると、体のラインを隠すダホっとしたスカートを履かされます。
↓のような感じです。

さて、モスクに入ると、床が白くピカピカです。全体的に白を基調とした色合いで、他のモスクとは違う、なんというか清浄感があります。

モスクの内部はこんな感じ

柱が立ち並びかなり広い空間があります。当然メッカの方向を示すミフラーブとミンバルがあり、そこかしこにお祈りしている人たちがいました。
また、アズハル大学の学生さんたちなのか、車座になってテキスト的なものを片手にディスカッションしているグループが何組かいました。
ここで学んだ学生さんたちはイスラム学者になって、大学とかで教鞭をとるのでしょうか?

少し前にカーラ・パワー著「コーランには本当は何が書かれていたか? 」を読みましたが、この本に出てくるモハンマド・アクラム・ナドウィー師というイスラム学者さんみたいに、海外の研究機関(アクラム師はオックスフォードのイスラム研究センターに勤めている。)でイスラムの研究をするという道もあるのかな?

何にせよ、日本の学生さんたちがこんなに真剣にディスカッションしている風景にはとんとお目にかからないので(失礼!)、真剣に学ぶ彼らがより良い道へ進んでいけると良いなぁと、しみじみ考えてしまいました。

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