昨年2月からエジプト大使館主催のアラビア語講座に通っています。(現在は新型コロナ流行により休講中)
コースはフスハー(正則アラビア語)とエジプシャンアンミーヤ(エジプト方言のアラビア語)の2つがあります。
どちらを受講したら良いのか分からず、エジプト旅行のため勉強したいと伝えると、アンミーヤを勧められたのでアンミーヤを学ぶことになりました。
先生は日本語がほとんど話せないので、授業は英語(これも怪しい。かなり訛りの強い英語)でした。
初めての言語を外国語で習う日が来るとは…
きっと明治初期に外国人教師から欧米の学問を学んだ学生たちはこんな感じだったのだろうな…と勝手に想像してしまいました。
さて、このエジプシャンアンミーヤ。
エジプトならどこでも通じるのかと思ったらさにあらず。エジプトの中でも結構地域性があるらしいです。(日本の3倍近く国土が広いのだから、例えば津軽弁と博多弁の違いのようなものがあるのは当たり前だが)
エジプト旅行中のとある日
ドキドキしながら覚えたアラビア語で話しかけてみるとなんだか通じていない。(相手はヌビア系の方)
الجو حر قوي(とても暑いですね)
何回か話しかけてみたら、どうもカイロの特定の地域の言い方らしい。
الجو حر جِدّاً(これが正しい言い方?)
カイロの小物屋さんてわ買い物した時には、アラビア語を習っていると話すと、アンミーヤでなくフスハーで話しかけられました。
كيف الحال؟(ご機嫌いかがですか?)
アンミーヤでは、
اِزَّيَّك؟(ご機嫌いかがですか?)
と習ったんだけどな…
実はフスハーを習っておけば良かったのだろうか?